バッテリー

学院大　●角田―細矢

北大　原田、高橋、市川、吉丸、〇宮澤－池田

逆転サヨナラ勝利を収めるも、、

春季リーグ戦3戦目は札幌学院大学。北海道を対象とした緊急事態宣言の発令によって、16日以降のリーグ戦および入れ替え戦の中止が決まり、思いがけず最終戦となってしまいました。

今日の先発はリーグ戦初先発となる原田(札幌国際情報＝2年)。ヒットや四球でランナーこそ出しますが、インコースを果敢に攻める強気のピッチングで3イニングをゼロに抑えました。

4回からは高橋(四日市=3年)。ゆったりしたフォームから繰り出される力のあるストレートとキレのある変化球で学院打線を手玉に取りました。5回に1点こそ取られたものの3イニングを5奪三振の力投で相手に流れを渡しません。

打線の方は、相手先発投手のカットボールに手こずり、攻略の糸口を掴めません。

7回表に1点を加えられ、なおも0死2.3塁という大ピンチに投入されたのが吉丸(春日部＝3年)。Mr.ゼロの本領を発揮し、見事後続を断ちました。その後、宮澤(長野=3年目)につなぎ、9回を2点に抑え、反撃を待ちます。

迎えた最終9回。先頭のMr.横浜翠嵐・佐々木(3年)がきっちり四球を選び、岩澤(川和＝4年)が2ベースヒットを放ちます。4番中前(札幌南=4年)が初球を振り抜きセンター前ヒット。1点差に詰め寄ります。その後相手のエラーで同点に追いつき、1死2.3塁で迎える打者は永井(札幌東＝3年)。苦しめられてきた変化球を捉えました。ライトへ飛んだ打球は飛距離十分の犠牲フライ。見事サヨナラ勝ちです。

試合前にリーグ戦と入れ替え戦の中止を伝えられ、モチベーションが心配された1戦でした。そんな中でも数あるピンチを抑え、最終回の集中打での逆転は見事でした。春リーグの3戦は全て逆転勝ち。活動再開からわずか1ヶ月で見事な仕上がりです。

このチームでの一部と神宮でのプレーという目標は奪われることになってしまいました。4年生を中心にショックは大きいと思いますが、秋にまた勝負強い北大が見れることを期待します。コロナに振り回される日々が続きますが、できる限りのサポートをしていくつもりなので、秋に向けて最大限の準備をして、必ずや一部昇格しましょう！

原田


〜筆者が選ぶ本日のヒーロー〜
永井翔大
見事なサヨナラ打。一球でしとめる集中力は函館ドライブの中で培われたものだろうか。

吉丸拓実
ピンチにも動じない、心臓に毛が生え尽くした見事なマウンド捌き。さすがです。

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