team 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
大谷大 0 1 0 0 0 0 0 1 0 2
北大 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1

バッテリー

大谷大 ○伊藤-中川

北大 ●吉丸、飯島-根岸

4年生最後のリーグ戦、みんなお疲れ様!

台風の予報で延期が予想されていた20日でしたが、この日は前日の大雨が嘘のように朝から野球日和。まさにこれまでの集大成を迎える4年生に天気の神様も味方してくれたようです。前日の試合で一部残留を決めこのままの流れで今年最後のリーグ戦を勝利で飾りたい北大と、何としても入れ替え戦を回避したい札幌大谷大学との一戦は、1点をめぐる投手戦となりました。

北大の先発は吉丸(4年=春日部)。初回に2つの四球を与えながらも野手にも助けられ、無失点で切り抜けます。しかし入替戦が懸かっている大谷大、このままでは終わりません。2回1死から満塁をつくり、左前のタイムリーヒットで1点の先制を許す展開に。

3回、すぐに取り返したい北大の攻撃。1死から山上(3年=湘南)が四球を選びすかさず盗塁。続く佐々木(4年=横浜翠嵐)のショートへのゴロが内野のエラーを誘い、1・2塁のチャンス。ここで北大のスピードスター山上が好スタートを切り、見事ダブルスチール成功。大澤(2年=札幌南)の遊ゴロの間に1点を取り試合を振り出しに戻します。

ここから両チームの投手が立ち直り、試合は膠着状態に。次の1点が試合を左右する緊張状態の中、非常にテンポの良い試合展開が続きます。

試合が動いたのは8回。先頭のヒットから2死をとったものの、続く打者にセンターオーバーの二塁打を打たれついに追加点が大谷大に。ここまで好投を続けてきた吉丸に勝利投手の権利を与えたいところであった北大でしたが、ここで抑えの飯島(2年=西南学院)に託します。後を受けた飯島はしっかり後続を抑え、9回までをしっかり投げ切りました。

北大は打撃が振るわず、結果的に1安打に抑えられ、1-2でゲームセット。惜しくも最終戦を白星で飾ることはできませんでした。負けてはしまったのですが、筆者個人的にとても感動したのはこの試合唯一であった副キャプテン萩原(4年=札幌南)のセンター前ヒット。同じ内野手としても、居残りでのトレーニングやバッティング練習でも人一倍頑張っている姿を見ていた後輩の会心(たぶんそうだよね?)の当たりを見た時は、胸が熱くなりました!

まずはみんな、長いリーグ戦お疲れ様でした。春には(おそらく)札六初の7チームという激戦の中見事一部に残留し、秋には4勝をつかみ取り9試合目にして余裕の残留を決めてくれました。これからも強い北大として一部で堂々と戦う姿、そして優勝して神宮に観に行くことを楽しみにしています!

そして4年生、長い大学野球お疲れ様でした。筆者にとって一番長く時間を共にしてきた後輩たちであり、皆の活躍を見てたくさんの感動と元気をもらっていました。これからは北大野球部の卒業生として一緒にチームを応援していこう!

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平田